災害時に頭を守ってくれる防災ヘルメットですが、「本当に必要なの?」と感じている方もいるのではないでしょうか。
たしかに他の防災グッズに比べるとサイズが大きく持ち歩きにくいですし、使う場面が限られるのも事実です。
では、本当に防災ヘルメットはいらないのでしょうか?
今回の記事では、防災ヘルメットの必要性と自転車用でも代用可能かを解説していきます。
防災ヘルメットはいらない?
結論からお伝えすると、「防災ヘルメットはあるほうが良い」ということになります。
自然災害のなかでも特に地震による災害は、家屋の倒壊やがれき、ガラスが落ちてくるなど、上から何かが落ちてくる状況は十分考えられます。
また、避難所までの道のりも必ずしも安全とは限りませんし、余震で屋根から瓦がずり落ちてくるなどの可能性もゼロではありません。
さらに地震発生後、自宅で荷物を片付ける場合にも防災ヘルメットをかぶる必要があります。
とくに大きな地震のあとは余震が長く続くこともあり、防災ヘルメットなしで自宅の片付けをするのは非常に危険です。
地震発生時、とっさに防災ヘルメットをかぶる余裕はありませんが、地震がおさまったあとの避難所への移動時や自宅の片付け時など、安全に避難するためには防災ヘルメットが必須となります。
防災ヘルメットと自転車用との違いは?代用できる?
自転車用のヘルメットを持っている方は、自転車用で代用したいと考えるかもしれません。
もちろん防災ヘルメットがなければ自転車用ヘルメットをかぶる方がよいですし、何もないよりも安全になるのは間違いありません。
しかし、防災ヘルメットと自転車用ヘルメットは異なる構造をしているため、本来は代用すべきものではないのです。
防災ヘルメットは落下物・転倒時の衝撃に対する設計となっており、自転車用ヘルメットは衝突した時に頭を守るための設計と、全く異なる作りとなっています。
また、両者は設けられている安全基準も異なるため、防災時には防災ヘルメットを着用するほうが安全性が高いといえるのです。
防災ヘルメットの収納や持ち運びに困っている方には、収納タイプの防災ヘルメットがおすすめです。
たとえば、こちらの防災ヘルメットは折りたたみ式で、畳んだときの厚みは45mmとかなり薄くなります。
また、A4サイズとコンパクトで、棚のスキマや防災リュックにも収納できます。安全性の高さを認定する「国家検定合格品」で、機能性にも非常に優れています。
まとめ
防災ヘルメットは、いざというときに頭を守ってくれる重要な防災グッズです。
自転車用のヘルメットとは構造が違うため、代用するのは難しく、安全性を確保できるとはいえません。
記事内でおすすめした折りたたみタイプの防災ヘルメットなら、普段の収納場所にも邪魔にならないのでおすすめです。
「防災ヘルメットはいらないのでは?」と思っていた方も、今回の内容を参考に、万が一の備えとして防災ヘルメットを用意しておきましょう。