部屋のある部分だけ音が響く・・このような不思議な現象に悩まされていませんか?
お風呂のように声が響いても生活に支障をきたさない場所であれば問題ありませんが、静かに過ごしたい部屋で反響音が大きいとストレスに感じてしまうこともありますよね。
では、なぜ特定の場所だけ反響が大きくなるのでしょうか。今回の記事では、部屋の音が響く理由と対処法について紹介します。
部屋の音が響く理由とは?
結論からお伝えすると、特定の場所だけ声や物音の反響が大きく聞こえるのは、『フラッターエコー』と呼ばれる現象によるものです。
フラッターエコーは、壁や床などに音が何度も跳ね返りしばらくの間、反響音が残る現象を指します。
以下の条件に該当する場所では、とくに部屋の音が響きやすくフラッターエコーが起こりやすくなります。
- 家具が少ない
天井が高い
カーテンやラグなどの布系が少ない
部屋の防音性が高い
また、フラッターエコーは広く凹凸の少ないフラットな空間、さらに硬い木やコンクリートで起こりやすい傾向にあります。
引越しの際、家具や荷物のない部屋で「よく音が響く部屋だな」と感じても、実際に家具などを置いて生活してみると、音が気にならなくなったという経験がある方も多いのではないでしょうか?
これは、発せられた音を家具や部屋に置いているものが吸収し、音の跳ね返りを減らしているからです。何も置いていない部屋や天井が高く広い部屋、硬い材質で作られている部屋などは音が響きやすくなってしまうのです。
部屋の反響音を減らす対処法
次に、部屋の反響音を減らす対処法を紹介します。先ほども少し触れましたが、音は空間が広くフラットな場所で反響しやすいという特性があります。
そのため、「部屋の凹凸を増やす」ことで反響音=フラッターエコーを減らすことが可能になります。
部屋の凹凸を増やすと言っても難しいものではなく、家具を置いたりカーテンをつけたり、ラグを敷いたりという簡単なことで問題ありません。
特に毛足の長いラグは音を吸収しやすいので、反響音が気になってストレスを感じる場合にもおすすめです。
また、家具は壁にぴったりつけずに少し離して設置しましょう。壁から離しておくことで空気の層ができて音の伝わりを減らすことができます。
吸音アイテムを使うのもおすすめ
より部屋の反響音を減らしたい方には、「吸音パーテーション」や「吸音材」を活用するのがおすすめです。
吸音パーテーションや吸音材は、音の吸収効果に優れた構造の素材を使ったアイテムで、室内の反響音だけでなく、室内から屋外への音漏れを防ぐ効果にも期待できます。
まとめ
今回紹介したように、広い空間で発生しやすい「フラッターエコー」は、家具や荷物などを置いてみるとおさえることができます。
ただ、音を跳ね返しやすい素材が使われている家具を選んでしまうと、設置しても変化を感じにくくなるので注意が必要です。
より確実に部屋の音の響きをおさえたい方は、ぜひ吸音バーテーションや壁に取り付けるタイプの吸音材の使用を検討してみましょう!
工事なしで簡単に設置できるアイテムも多数あるので、部屋の響きを解消したい方は、ぜひ以下のリンクからチェックしてみてください。
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