自宅でピアノ教室を始める際、近隣トラブルを避けるためにも必須となるのが「防音対策」です。とくに街中でピアノ教室を始める場合は、周囲の家との距離が近く、思わぬトラブルにつながる可能性も……。
そこで今回は、ピアノ教室での防音について、必要な対策を紹介していきます。これから自宅でピアノ教室を始めたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
ピアノ教室には防音対策が必須!
ピアノ教室を開くにあたり、さまざまな準備が必要になると思います。そのなかでも特に注意したいのが、「騒音問題」です。
ピアノは思っている以上に音が響く楽器です。具体的には、地下鉄や電車の車内と同程度の80dbで、極めてうるさいレベルに相当します。そのため、ピアノを弾いている本人が気持ち良くても、毎日毎日流れてくるとなればストレスに感じてしまう方がいると思っておくべきでしょう。
また、環境省が発表している資料によると、生活騒音の発生源の内訳には「楽器・音響機器 9%」と全国的にも上位に入る騒音の原因となっています。自宅で本格的なピアノ教室を開くのであれば、遮音性能を示す「D値」を意識する必要があります。
D値とは防音対策をほどこして得られる遮音レベルのことで、ピアノ教室では『D-50〜55』程度の遮音性能が必要だと言われていますので、このレベルの防音室を設置するか、自宅の壁や床、天井に防音対策をほどこしましょう。
防音対策には吸音材や遮音材が有効!
ピアノの音漏れを防ぐには、楽器メーカーが販売している本格的な防音室を導入する方法が確実です。楽器演奏に活用される防音室には「吸音材」や「遮音材」が使われており、これらは音を吸収したり跳ね返したりすることで、外への音漏れを防いでいます。
ある程度の防音効果のあるご自宅であれば、壁や天井、床、ドアの隙間、窓に吸音材・遮音材を設置することで、今よりも防音対策が可能になります。ただし、あくまでも建物や部屋に最低限の防音効果があることが前提となりますので、一度どの程度の騒音が外に漏れているのか調査してみるとよいですね。
まとめ
近所の騒音問題は思っている以上に大きなトラブルに発展しやすく、ピアノ教室を開くとなれば入念な準備が必要となります。また、マンションでピアノ教室を開くのであれば、トラブル防止のためにも管理会社や両サイド・上下階の住人からの許可を得ておきましょう。
なかには管理規制によって楽器演奏が禁止されている建物もあるので、事前に確認しておいてくださいね。パーテーションラボでは、自宅の防音対策に役立つ吸音・防音パーテーションをはじめ、さまざまなアイテムを販売しています。
自宅での防音対策アイテムをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。
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