この数年でリモートでの業務が浸透した企業は多く、引き続きWeb会議を活用している方も多いと思います。
Web会議では対面とは違うトラブルが発生しがちですが、中でも「音の問題」は会議の進行や満足度に大きく影響するため、参加者全員が気をつけなければなりません。
とくに「キーン」という高い音が発生するハウリングは、耳障りになり不快に感じる方が多く、気持ちよく会議するためにも対処したいもの。
今回は、Web会議でのハウリング対策を5つ紹介します。ハウリングが生じる原因を知って正しく対処していきましょう!
Web会議でハウリングする原因
そもそもハウリングは、マイクに取り込まれスピーカーから出てきた音が再度マイクに取り込まれる循環によって、特定の音が増幅することで発生する現象です。
Web会議の環境は人それぞれですが、PC内臓マイクを使っている場合でも条件によっては発生します。
とくにマイクとスピーカーが近くにあるとハウリングしやすいため、一度ご自身のデスク周りの状況を確認してみましょう。
Web会議ではエコーも発生しやすい
ハウリングと同じく「エコー」もWeb会議で発生しやすい現象の1つです。エコーはハウリングとは異なり、音の反響をマイクが拾ってスピーカーから出力されることで生じます。
話している人自身の声が跳ね返ってくるため会話しづらく、ハウリングと同じようにひどい場合は会議の中断にもつながるため注意が必要です。
Web会議のハウリング対策5つ
ここからは、Web会議でのハウリング対策を5つ紹介します。エコーにも効果が期待できる方法もあるので、ぜひ試してみてください。
音量を下げる
マイクの音が大きいとハウリングやエコーしやすくなります。もちろん聞こえることが大前提ではありますが、音量を下げることでハウリングやエコーを軽減できます。
マイクとスピーカーの位置を変える
独立型のマイクやスピーカーを使っている場合は、今よりも位置を離して設置しましょう。マイクとスピーカーは近いほどお互いの音を拾いやすくなるため、遠くに離すことでハウリング防止につながります。
喋っている人以外の人のマイクをオフにする
Web会議に参加している全員のマイクがオンになっていると、音声トラブルが起きやすくなります。そこで、会話中の人以外のマイクをオフに設定するように取り決めるなど、マイクの接続数を減らすことでハウリングやエコーを防ぐ効果に期待できます。
吸音パーテーションを設置する
デスクやWeb会議で使う場所の周りに、吸音パーテーションを設置するのもよいでしょう。吸音パーテーションは音の反響を減らすため、音の跳ね返りによるハウリングやエコーなどのトラブル防止に活用できます。
とくに同室で2人以上が接続する場合は、他の人の声が入るなどの状況になりやすいので、吸音パーテーションでお互いの声をマイクで拾わないようにするのがおすすめです。
ヘッドセットを使ってみる
現在スピーカーを使っている方は、ヘッドセットに変えることでハウリングやエコー防止に期待できます。ヘッドセットはマイクがついたイヤホンのことで、オペレーターが頭につけているアイテムを想像するとわかりやすいと思います。
ヘッドセットは相手の音をクリアに聞くことができて、なおかつ自分の声もクリアに届けられます。吸音パーテーションなど、他のアイテムと併用して使ってみるのも1つの方法です。
まとめ
Web会議は便利な一方で、対面とは異なるトラブルが起きやすくなります。会議をスムーズに進めるためにも、音声や画像などのトラブルが発生しないような環境を整えておきましょう。
今回紹介したなかでも、吸音パーテーションはWeb会議用ブースを作ることもできるので、とてもおすすめのアイテムとなっています。
周囲の騒音を入れない・Web会議中の音を漏らさない、という2方向からアプローチできてとても便利です。
吸音パーテーションの詳細はこちらからご確認ください。