室内の音の反響をおさえる効果のある「吸音材」を、部屋に貼りたいと考えている方も多いと思います。
吸音材を貼ることで音の響きが減りクリアに聞こえるようになるため、近年では楽器演奏や音楽鑑賞、スタジオ、オフィス以外にもYoutubeでのゲーム配信や宅録などで使用する人が増えています。
吸音材は適切な場所に貼らなければ効果が得られませんが、具体的にどこに貼るのがよいのかわからず、悩んでしまうこともありますよね。
そこで本記事では、吸音材を貼る適切な位置や、適当に貼ると意味がない理由について紹介します。
吸音材はどこに貼るのがよい?
結論からお伝えすると、吸音材を貼って高い効果が得られるのは「音が出ている場所の正面」の位置です。
たとえば、Youtube配信でPC画面とマイクに向かって喋るのであれば、対面する壁に貼るのがよいでしょう。
当然ながら四方の壁全面に吸音材を貼れば、全方向からの反響をおさえられます。
ですが、コスト的に難しい場合や、不自然に響きがなくなってしまうケースもあるかと思いますので、まずはもっとも効果の得られる対面する壁に貼りましょう。
次に効果が高いのは、音が出る位置の左右の壁です。この時、必ず声(音)が出る高さの位置に貼ってくださいね。
また、音が出ている後ろ側も、効果がわかりやすい場所となっています。
吸音材を適当に貼るのがNGな理由
そもそも吸音材は空気の振動によって伝わる音の反射を防ぐ性質をもつため、「吸音材」に音が当たらなければ意味がありません。
これが、吸音材を適当に貼るのがNGな最大の理由です。
部屋の壁全面に貼るのであれば高さや範囲などを気にする必要はありませんが、一部分のみ貼る場合であれば、声を出す口元の高さやスピーカーの高さと合わせなければ効果を得ることができないのです。
ただし、吸音材を貼りすぎると音を吸収し過ぎて不自然になることがあります。
最初から全面に貼るのではなく、少しずつ様子を見ながら貼っていくとよいでしょう。
また、賃貸物件の場合は、壁に吸音材を貼ると退去の際に大変になる可能性もあるので注意してくださいね!
まとめ
吸音材は音が当たる正面の位置に貼ることで、もっとも効果が得られるといわれています。
次に、音がでる位置の左右、その次に背面という順番で、貼り過ぎないように様子をみながら調節してみてください。
もし狭い範囲で吸音材を使いたいのであれば、壁に貼るのでなくパーテーションを活用するのもよいでしょう。
パーテーションなら壁を傷つける心配がないので、賃貸にお住いの方も安心して設置できますよ。
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